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子供の頃、お祭りの夜店等で売られている小さな子亀を、一度ぐらい飼ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。私は、子供の頃から亀が好きでした。何故と言うはっきりとした理由はないのですが、その何となくユーモラスな格好や、昔話にもよく登場する、のんびりとしたそのキャラクターなどに惹かれたのかもしれません。とにかく、私は親に頼んでお祭りや、デパートのペット売場で、緑亀や、銭亀の子供をよく買ってもらったものでした。でもどういう訳か、子供の浅知恵だったせいか、すぐ死なせてしまいました。色々な本も読んで、亀の飼い方を研究したつもりでしたが、一冬越して生きていたことはありませんでした。 月日は流れ、私も子供を持つようにり、わが子たちも、札幌祭りの縁日で売られている亀を見つけ、欲しい欲しいとせがむ時期がやってきました。どうせまたすぐ殺してしまうのだろうなと思いつつも、娘と息子に一匹ずつ子亀を買ってやりました。それはもう11年前のことです。案の定、買ってきた亀のうち一匹は一ヶ月もしないうちに死んでしまいました。ところが、なんと、もう一匹は今も元気に小さな水槽で泳ぎ廻っているのです。最初は、子供に亀が死んで悲しませないようにと、水槽の設備を整え、ヒーターを入れたり、保温用の赤外線ランプを取り付けたり、酸素を送り込むエアポンプを入れたり、水草を入れたり...と、参考書に書かれているありとあらゆる手を尽くしてみたのですが、結局一匹は先ほどのような結果になってしまったのです。ところがです、もう一匹のトトと言うやつ(10年以上前に娘がつけた名前ですから、今はやりのサッカーくじのTOTOとは関係ありません)は、今でもピンピンしているのです。 子供にペットを与えた結末のご多分に漏れず、このトトの面倒は親の私が見ることになりました。しかし、このトトは私が子供の頃出会った亀とは全然違っていました。あんなに一生懸命設備を整えて世話をしても死んでしまった、もう一匹の亀とはまるっきり違ったのです。まずその仕草から違うのです。なんと私の手から与えた餌をかぶりついて食べるのです。餌の箱を持って近づいて行くと、これまた必死になって水槽の水の中から追いかけてくるのです。しかも一匹になってから、子供も面倒を見なくなり、私もサボって、水槽の水を交換するのが2〜3週間に一度ぐらいになり、整えてあった、ヒーター・赤外線ランプ・エアポンプも特に動かすことも無くなってしまうような状況になっても、トトは元気なのです。水槽の水が水苔で緑色の濁った水になり、トトがどこにいるのか水中に入っているとわからないような状態でも、元気で餌を追い求めてくるのです。 トトが我が家にきてからもうすぐ11年目になります(6月の札幌祭りで)。亀は長寿の代表とされていますが、ゾウ亀の中には170年位生きていたものが記録に残っているそうです。くさ亀はさすがにそんなに長くは生きられず、20年から30年の寿命らしいのですが、この調子だとまだ10年以上は我が家のペットとして一緒に暮らしてゆけそうです。 |
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私は亀を子供のころから好きでしたので、トトを見ていて、何とかこの亀を私の歯科医院のマスコットに出来ないものかと何時も考えていました。1997年、ちょうど開業して10周年目に、ホームページを立ち上げる際、その中でも紹介しているのですが、亀(TURTLE)と私の名前、高崎英仁(HidehitoTakasaki:HT)を合成し、こじつけ、TURTULHT(タートルーと読んで下さい)という標語をつくり、トトをモデルに絵を描き、永年の夢を実現しました。TURTULHTは次の文の下線の単語をピックアップしたものです。 Take care of your roots,and your teeth will make your life healthy. 歯の根っこ(基本・根本)の手入れに注意しましょう、そうすれば歯はあなたの人生に健康をもたらすでしょう! という意味を持たせたつもりです。ブラッシングの注意点を歯根にもっていこうというのが狙いです。 亀には歯がないことをご存じですか?歯のように見えているのは鳥と同じ様なくちばしだそうです。長生きの象徴とされる亀ですが、その顔つきを見ていると何となく、歯が一本もなくなってしまったおじいさんのようにも思えるのは私だけでしょうか?亀の場合は歯がなくとも、丈夫なくちばしがあれば、年をとっても十分食べてゆくことができますが、人間ではそうはゆきません。一本でも歯をなくすことなく、丈夫な歯で食生活から健康を保ち、亀のように長生き出来ればと願っています。 私のホームページアドレスはhttp://www.turtulht.comです。暇なときでも、アクセスしてみて下さい。ホームページの空をトトがトコトコと歩いている姿が見えると思います。実際の亀は歩くのはとても速いのですが、やはりのんびりと歩く姿の亀を想像しながら、ゆったりとした気分に浸りたいものです。 |