TAKASAKI DENTAL CLINIC Home Page  失われた歯牙を回復し ブリッジによる天然歯への不必要な侵襲を防ぐために

当医院におけるインプラントに関する内容説明
1. [インプラントの失敗とは]
(1)手術技術における失敗
(2)感染による失敗
(3)予後不良
(4)骨統合(顎骨にインプラント体が定着)しない場合
(1)〜(2)のいずれの場合に於いても、埋入したインプラント体が予定した位置に定着せず機能しなくなること、さらには重篤な炎症症状を引き起こしてしまうことがインプラント治療における失敗と考えられます。
2. [保証について]
インプラント自体が何年保つという保証は出来ません。
 現在の技術水準からみて、埋入したインプラント体の10年生存率が90%以上のものでないと、インプラントとしては適当でないものと考えられます。当医院で使用しているインプラント体はこの基準を満たしています。
 1.で示した(1),(2)の場合に於いて、明らかな術者側の不手際が認められた場合は、費用の全額返還及び、手術部位の状態が術前に近い状態に戻るまで誠心誠意の治療を無料で行います。また、希望が有れば、再度の手術も行います。(3)の場合、こちらの落ち度が認められるなら前述と同様な対応をし、もし、部位を変える等の対処で再手術が可能で有ればその提案をさせていただきます。
(4)に関しては数パーセントの割合ですが、原因が不明でインプラント体が定着しない場合が有りますが、この場合は、前述と同様に、部位を変える等の対処で再手術が可能で有ればその提案をさせていただきますが、どうしても骨統合(顎骨にインプラント体が定着)しない場合は、インプラントを予定していた部位に代わるブリッジか部分入れ歯、あるいは総入れ歯を保険外の装置で対応させていただきます。但し、この場合の費用の全額返還は行いません。
 インプラントも天然の歯牙がかかる歯周病の様な、インプラント周囲炎にかかる可能性が有ります。天然歯が歯周病にかかると、何年保つかわからないのと同じことがインプラントにも言えます。しかし3.で述べるように口腔環境の健康を保つことによりその寿命は延ばすことが可能です。
 インプラント上部構造に関しては、不慮の事故、明らかな過失、人為的外力による以外の破損に於いては、5年間無料保証致します。しかしインプラント上部構造に関しては消耗品とお考え下さい。10年以上の期間に於いては、摩耗、咬耗、破損等が考えられます。その際は、修理、再製等の対処をさせていただき、相当額の費用がかかります。 また、当医院で使用しているインプラントの中には医院にて、上部構造が取り外し可能なタイプもあり、年1回の定期検診時に、上部構造とインプラント体とのジョイント部のパーツ交換が必要にな場合もあります。この消耗部品には費用がかかり、また定期検診にも費用がかかります。
3. [定期検診の約束、検診内容について]
インプラント上部構造装着後は、年一回の定期検診を必ず受診して頂きます

その際、
(1)口腔内の清掃状態のチェック
(2)歯牙及び顎骨の状態のエックス線によるチェック
(3)歯周ポケットのチェック
(4)インプラント上部構造体、(インプラント内部)、残存歯牙及びその周囲組織のクリーニング
(5)必要に応じて上部構造とインプラント体とのジョイント部のパーツ交換

を行います
インプラントに限らず、入れ歯・冠等の処置を施した口腔内の健康をいつまでも保ち続ける為には、患者さんご自身の口腔ケアと我々歯科医側のプロフェッショナルクリーニングが必要と考えます。もし、この検診を受けないため口腔環境の健康が保てず予後不良となり、インプラント治療に不具合を生じた場合には、当医院としては、その責任を追いかね、2.の保証も出来ません。

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